不動産購入時によく発生する附帯工事費。
やや聞き慣れない言葉であり、意味がわかりにくいところでしょう。
その種類や費用の相場を押さえると、出費に納得しやすかったり、資金を計画的に準備できたりします。
今回は、不動産の購入にあたって知っておきたい、附帯工事費の種類や相場をご紹介します。
不動産購入時に欠かせない附帯工事費の種類とは?
一口に附帯工事費といっても、古屋解体費・地盤調査費・地盤改良費・配管工事費・空調工事費・外構工事費など、さまざまな種類があります。
古屋解体費とは、購入した土地に建っている古い建物を取り壊すための費用です。
中古の不動産を購入したのち、既存の建物を壊して新築住宅を建てるときなどに発生します。
地盤調査費とは言葉のとおりで、購入した土地の強度を調べるための費用です。
地盤が弱くて土地が沈み、家が傾くなどの問題が将来起こらないよう、住宅を建てる前に土地の強度を確かめる際に発生します。
地盤が弱いとわかったら補強工事が必要であり、その際にかかるのが地盤改良費です。
配管工事費とは、日常生活に欠かせない水道やガスなどの配管を敷地内に引き込むための費用です。
この費用を投じて専用の工事をおこなっていないと、建物のなかで水道やガスなどを使えないのでご注意ください。
空調工事費とは、冷暖房に欠かせないエアコンを設置したり、床暖房を取りつけたりするための費用です。
厳しい気候が続く昨今では、不動産購入時に欠かせない附帯工事費のひとつに挙げられるでしょう。
外構工事費とは、建物の外にある設備、たとえば塀や門扉、車庫などを造るための費用です。
このように附帯工事費にはさまざまな種類があるものの、必要なものは物件ごとに異なります。
具体的にどのような附帯工事費がかかるのかは、それぞれの物件でよく確認してください。
不動産購入時の附帯工事費はいくらかかる?費用相場をチェック
附帯工事費の総額は、不動産購入にかかる合計費用の約2割を占めることが多いです。
たとえば購入に合計3,000万円かかる不動産なら、そのうち約600万円が附帯工事費にあたるといったイメージです。
建物本体を造る工事費とはまた別の費用とはいえ、合計するとまとまった金額となりやすいので、十分にご注意ください。
必要性をあまり感じない附帯工事があれば省略したり、スケールダウンして価格を抑えたりするのもよいでしょう。
まとめ
不要な建物を解体したり、地盤の調査や補強をしたりするなど、不動産の購入時に欠かせない工事のための費用が附帯工事費です。
実際に負担する附帯工事費の種類はケースバイケースですが、物件の取得に要する合計費用の約2割に相当しやすいので、事前によく確認してください。
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