住宅ローンの借り換えにはさまざまな費用がかかり、数十万円を必要とするケースが一般的です。
借り換えにかかる費用は金融機関や司法書士によって異なるので、チェックを怠ると損をする可能性があります。
諸費用の内訳に加え、登記に関する費用についても解説しますので、借り換え方法を検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。
住宅ローンの借り換え費用の内訳
住宅ローンの借り換え費用は以下の3つに大きく分けられます。
▼新規の住宅ローン手続き
・保証料
ローンの支払いができなくなった際に保証会社によって返済を立て替えてもらうための支払いです。
・事務手数料
借入先の金融機関への支払いで、金額が決まっている「定額型」と借入金額によって変わる「定率型」があります。
・印紙税
契約書に貼付する印紙への支払いです。
▼現在の住宅ローン完済手続き
・全額繰上返済手数料
現在のローンを繰上返済するために発生する手数料です。
金融機関、金利の種類、返済方法などによって金額はさまざまで、0円~5万円程度が一般的です。
・保証会社事務手数料
借り入れ当初に一括で支払っている保証料の払い戻しにかかる料金で、返金分から差し引かれるケースが多くなります。
▼登記手続き
抵当権の抹消および設定時に発生する税金と、司法書士への支払いです。
住宅ローンの借り換えでかかる登記に関する費用
住宅ローンの借り換えにかかる費用の中でも、少々わかりにくい登記関連について別途解説します。
住宅ローンを組む際には住宅(自宅が一般的)を担保にする必要があり、自宅に対する銀行の抵当権を登記しなくてはなりません。
借り換えでは既存の抵当権を抹消して、新たな金融機関への抵当権を設定する2工程での登記が必要になります。
登記における支払いの内訳は「登録免許税」と「司法書士への報酬」です。
抹消には登記する不動産1件に対して1,000円がかかります。
一般的なマイホームなら、不動産は土地と建物がそれぞれ一つずつなので、2,000円となるケースが多くなります。
設定には借入金額の0.4%がかかりますが、条件によっては0.1%に軽減される場合もあるので、専門家に尋ねてみることをおすすめします。
司法書士への報酬は抵当権の抹消と設定を合わせて5万~10万円が目安ですよ。
まとめ
住宅ローンの借り換えには諸費用がかかり、手数料が意外と大きな金額を占めます。
金融機関によって差があるので、金利だけでなく手数料にも注目すると上手な借り換え方法を選ぶことができるでしょう。
借り換えに必要な費用を知って、納得のいく住宅ローンを組んでくださいね!
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