ゾーニングという言葉をご存知でしょうか?
空間を用途ごとに区分けしたものを、ゾーニングと言います。
ゾーニング計画はその家の住みやすさを左右する、非常に重要なポイントです。
注文住宅を設計する際の最大の魅力として、自由な空間設計ができる、という点が挙げられます。
しかし自由度が高いからこそ、ゾーニングや生活導線を無視した空間設計をすると、使い勝手の悪い住宅になってしまいます。
注文住宅を設計する前に、失敗しない位置選びと間取り計画について考えてみましょう。
注文住宅の設計ポイント ゾーニングについて① 外部ゾーニング
注文住宅の際、まず一番初めに考えるのは外部ゾーニングです。
敷地の外側全体から見たゾーン計画になります。
道路からのアプローチや駐車場、庭の有無やその広さなど、日照や風通し、景色などを考慮しながら建物の輪郭を考えていきます。
注文住宅の設計ポイント ゾーニングについて② 3つの内部ゾーニング
住まいの機能は大きく3つに分けることができます。
1.
家族全員が集まり、来客を招き入れるパブリックゾーン
2.
個人の寝室や書斎となるプライベートゾーン
3.
キッチンやトイレ、バスルームなどのサービスゾーン
これらのゾーニングが住宅内で複雑に混ざりあわないようにすることが内部ゾーニング、つまり間取りの基本の考え方です。
注文住宅の設計ポイント ゾーニングについて③ 住まいの顔となるパブリックゾーン
住まいの中でもっとも重要なスペースがパブリックゾーンです。
パブリックゾーンが上手くいっている家は、おのずと家族が集まってきます。
まずはこのパブリックゾーンをどこに持ってくるかを、キーポイントとしましょう。
また家族が日々使うサービスゾーンは、パブリックゾーンからもプライベートゾーンからも、同じくらいの距離にあるのが理想的とされています。
注文住宅の設計ポイント ゾーニングについて④ 導線について
外部ゾーニングが決まり、パブリックスペースの位置が見えてきたら、導線を考えてみてください。
頻繁に行き来する場所ほど近い線で結ぶのが、使い勝手のいいゾーニングと言えます。
例えばキッチンで作った料理をダイニングに運び、食べ終わったらその食器をまたキッチンに運びます。
するとキッチンとダイニング間の行き来が多くなるので、離れた位置に配置すると無駄な動きが増えてしまいますので注意しましょう。
この導線については、キッチンの中だけでも考えられます。
冷蔵庫から食材を出して洗い、カットして火を通すという、この一連の動作がスムーズに行える配置になっていれば、キッチン内を無駄に動き回る必要はなくなります。
自分や家族の日常の動きを一つ一つ追って、ゾーニングと同時に導線の計画もしていくことが重要です。
まとめ
ライフスタイルは家族によって少しずつ違います。
また10年後、20年後には今と違った生活を送っていることも考えられます。
自由な間取り計画をして、オンリーワンな空間づくりを実現できることが注文住宅の醍醐味です。
自分たちが今、そして今後どのような家族になっていくのかを想定しながら居心地の良いゾーニング、無駄の少ない動線の計画をしていくことが大切です。
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