新築一戸建てなど、住宅を購入するご予定の方に少しでもお役に立てればと思い、これから住宅ローンの豆知識や裏テクニックを公開していきたいと思います!
皆さんは、返済比率という言葉を知っていますか?
税込み年収に対する、各種ローンの支払額の比率です。
例えば…
年収 400万円 自動車ローンが月々 3万円、ボーナス時 年2回 5万円
の支払いがあるとすると…
① 3万円 × 12回(1年分) = 36万円
② 5万円 × 2回(年2回) = 10万円
① 36万円 + ② 10万円 = 46万円
税込み年収に対する、一年のローンの総支払額の割合を計算します。
46万円 ÷ 400万円 × 100 = 11.5%
この場合の返済比率は、11.5% となります。
返済比率は全てのローンの支払いが年換算でどのくらいになるか、というのを計算しているので、車のローンなど、他のローンが一切ない場合は、住宅ローンの返済額が年間でどのくらいになるかを、上記の式で計算すれば、算出することができます。
銀行により、返済比率の上限が決まっており、年収400万円以上であれば大体どの銀行も30%~35%とするところが多いです。年収に応じて25%~40%とされています。
また、銀行により返済比率を計算する場合の金利が違います。
銀行により、10年固定の店頭金利(固定金利の店頭金利は毎月変わります。)で計算する銀行、実効金利(店頭金利から金利優遇分を引いた、実際に貸し出す金利です。)で計算する銀行があります。
違った金利を利用する銀行もあると思いますが、おおむね上記の2つに分かれます。フラット35などは、実行金利ですね。
例えば、年収 400万円の方が、マックスでいくらの返済までOKか、また、総額いくらまで借りられるか計算します。
条件>現在他の借入無し 10年固定の店頭金利 3.25% 借入期間35年 返済比率35%
400万円 × 35% = 140万円
140万円 ÷ 12 = 約116,666円
よって、月々のマックス支払額は 116,666円 まで
マックスの借入額は 2,924万円となります。
マックスの借入額の計算方法は覚えてもあまり意味がないので省きます。
というよりも、今は便利な計算サイトがありますので、こちらを利用してみてください!
こんなブログを書くより先に教えろ! って怒られそうですが、このブログでは考え方というか、相対的にどうなっているのかわかっていただけたらと思っています。 (^^;
次回は、もう少し突っ込んだ返済比率の考え方を公開いたします!
乞うご期待!?